マレーシアの大学に留学したいけれど、「実際どのくらい費用がかかるのか分からない」と感じていませんか?
学費が安いことで知られるマレーシアですが、毎月の生活費や仕送りの目安も気になるところです。
今回は、人気私立大学であるサンウェイ大学に通う2人の日本人留学生にインタビューを実施。
「外食中心のゆとりある暮らし」と「節約を意識した生活スタイル」の2パターンを比較しながら、マレーシア留学のリアルな生活費・月々の出費・3年間の総費用まで詳しくご紹介します!
サンウェイ大学について
サンウェイ大学は、マレーシアのクアラルンプール近郊にある名門私立大学。
授業はすべて英語で行われ、ビジネス・IT・ホスピタリティ分野で世界的な評価を得ています。
キャンパス周辺にはショッピングモールや病院、飲食店も充実しており、留学生にとって快適な環境が整っています。
💰 サンウェイ大学ビジネス学部の学費
項目 | 金額 (RM) | 日本円換算 (RM=35) |
年間授業料 | 40,250RM | 約1,409,000円 |
登録料・教材費 | 1,000RM | 約35,000円 |
ビザ申請料 (EMGS) | 2,400RM | 約84,000円 |
健康診断 | 250RM | 約8,750円 |
留学生医療保険 | 567RM | 約19,845円 |
初年度合計 | 44,467RM | 約1,556,345円 |
学生Aさん(20歳・男性)標準プラン:快適で自由な生活スタイル
🏠 ライフスタイル
- 大学寮のシングルルーム(一人部屋)に滞在
- 食事は外食中心。友達とカフェやレストランもよく利用。
- 移動にはGrab(配車アプリ)を使うことも多い。
💰 毎月の生活費
項目 | 月額(RM) | 日本円換算 (RM=35) |
寮費(シングル) | 1,200 | 約42,000円 |
食費(RM50/日) | 1,500 | 約52,500円 |
通信費 | 50 | 約1,750円 |
交通費 | 150 | 約5,250円 |
日用品・交際費 | 200 | 約7,000円 |
月合計 | 3,100RM | 約108,500円 |

友達との付き合いもあるので、外食の機会はどうしても増えてしまいます。授業の合間にカフェで勉強することもあり、環境を変えることで集中できたり、気分転換にもなっています。
学生Bさん(21歳・女性)節約プラン:コスパ重視で無理のない学生生活
🏠 ライフスタイル
- ツインルーム(二人部屋)の学生寮に滞在して、家賃を抑えて生活
- 食費は、基本的にフードコート中心、自炊も取り入れて節約
- 移動はバスや電車を利用して、交通費は最小限
💰 毎月の生活費
項目 | 月額(RM) | 日本円換算 (RM=35) |
寮費(ツイン) | 900 | 約31,500円 |
食費(RM30~40/日) | 1,100 | 約38,500円 |
通信費 | 50 | 約1,750円 |
交通費 | 150 | 約1,750円 |
日用品・交際費 | 200 | 約7,000円 |
月合計 | 2,300RM | 約80,500円 |

食事はローカルのフードコートを利用して、自炊も取り入れることで出費を減らせました。Grabは基本的に使用せず、バスや電車などの公共交通機関を利用するようにしています。
留学にかかるトータルコストは?
費用項目 | Aさん(標準) | Bさん(節約) |
授業料(3年間) | 約4,227,000円 | 約4,227,000円 |
初年度諸費用(入学金・ビザ等) | 約175,000円 | 約175,000円 |
生活費(3年間) |
約3,906,000円(@月10.9万) |
約2,898,000円(@月8.1万) |
合計(3年間) |
約8,308,000円 |
約7,300,000円 |
※1RM=35円換算、生活費は月額×36か月で計算
※2年目以降もビザ更新や保険料(数万円)は発生しますが、ここでは簡略化しています
大学卒業までの費用が、日本の私立大より安く済むことも
たとえば、日本の私立大学(文系)に一人暮らしで通う場合、
4年間でかかる学費と生活費の合計は、おおよそ1,000万〜1,200万円が一般的です。
それに対して、マレーシアのサンウェイ大学で3年間学位を取得した場合の総費用は、
標準的な生活スタイルでも約830万円前後、節約すれば約730万円程度というシミュレーション結果になりました。
実際の学生生活では、学生寮に加え、友人とコンドミニアムをシェアして暮らす学生も多く、生活スタイルによって費用は異なります。
ただし、いずれにしても、日本の私立大学や欧米圏の大学と比べて、学費・生活費ともに大幅に抑えられるのがマレーシア留学の大きな魅力です。英語環境のなかで国際的な学位を取得できるという点でも、費用対効果の高い進学先として、近年注目が高まっています。
「海外の大学で学びたい」という夢を、無理なく、現実にできる場所。
マレーシア留学は、そんな選択肢のひとつです。